初心者向け写真の撮り方。おでかけの楽しみを増やすために知っておくべき構図とは?

写真撮影
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旅の楽しみを増やそうと思い、筆者自身も2021年に一眼レフカメラ「sonyのα5100」を買いました。

写真を撮ろうとしてほんの少しだけ、いつもよりも違った角度で景色や場所を見ると、いつもと全然違った見え方になり、お出かけが楽しくなりました。

まだまだ勉強中ではありますが、今日は初心者でもすぐに使える構図のコツをご紹介していきます。

そもそも写真の構図とは?

初心者だと構図って何?と思われる人も多いかと思います。

簡単に言うと、構図とは「よく考え抜かれた配置」であり、構図を使うことで、写真を撮った人が見た景色を相手に伝えるのに役立つものなのです。

撮った写真を人には見せずに、撮って満足することもあるかもしれませんが、ほとんどの人は友達や恋人、家族に旅の思い出を語るために見せたり、後から自分が振り返るときに見たりしますよね。

そうすると、自分が見た景色を正しく相手に伝えることが大事なのです。だから、構図を学んでおくと良いと思っています。

 

実際にイギリスで有名な風景写真家「ディビット・ワード」が下記のように言っています。

結局のところ、写真に何が写っているかよりも、それを自分がどう見たかを知ってもらえる方がうれしいですよね?

また、プロ写真家が書いた本の中では、優れた写真に必要な4つのポイントがある、と書かれていました。

①インパクトのある被写体
②ダイナミックな構図
③効果的な光
④感情的な反応を引き起こす力

参考:リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ著「プロの撮り方 構図の法則」

プロの方々も、構図の重要性を理解して、それをうまく使って写真を撮っているということですね。写真を撮る中で重要な要素はいくつかあるということでしたが、今日は構図にフォーカスして、ご紹介していきます!

 

すぐに使える構図10選

 

①日の丸構図

一番わかりやすい構図。

日の丸構図ではど真ん中に被写体を配置します!

 

真ん中は、引き寄せる力が最も強い場所なので、被写体がより映えて見えるように、周りの余白やボケなどを上手く使えると良いと思います。


▲桜の花を真ん中に配置しています

②3分割法

写真の構図を勉強すると、最初に覚える人が多いのかなと思う構図です。

縦横3分割して、その分割線あるいは分割線の交差上に被写体を配置します。

ちょっとわかりにくいかもしれませんので、写真を見てください。


▲分割線の交差上に黄色い花を配置しています

 

③黄金分割法

3分割法とは異なり、すべての辺を等分するのではなく1:1.618に分割し、分割線が交わる「黄金分割点」に関心を引きたい要素を配置する構図です。

この比率は黄金比と呼ばれるもので、親しみを感じやすいらしいです。

④2分割法

地平線や、水平線、木々など自然にできる線で、写真を2分割する構図です。

等分する必要はなく、表現したいものによって、余白を上手く作るのがポイントになるのかなと思っています。


▲山々の稜線が、天と地を分割しています

 

⑤対角線構図

フレームの角と角を結ぶ分割線を活用して、対角線上に被写体を配置する構図です。


▲鋸山の岩舞台を対角線上に配置しています

周りが空のみが映るように余白を置いていることで、鋸山の岩舞台がダイナミックに見えるようになったかなと思います。

 

⑥放射構図

写真の中で描かれる線を使って、ある一点に視線が集中するようにした構図です。


▲芦ノ湖にある桟橋と、湖の周りにある山々、スワンボートの動いている方向を使って、奥行きを表現しています


▲川に浮いている船と、川沿いに並んでいる同じぐらいの高さの建物で、奥行きを表現しています

⑦三角構図

三角形の頂点に被写体を置いたり、写真の中に三角形の線ができるように配置したりする構図のことです。


▲新宿御苑から見える建物の頂点と、写真の長編で三角形を作っています

 

⑧額縁構図

木や葉っぱ、建物などで写真の中に枠を作り、額縁に飾られている絵や写真のように、仕上げる構図のことです。


▲手前にある木を使って、枠の中に鳥が入っているように表現しています

 

⑨C字構図

写真の中の被写体をC字で配置する構図です。

例えば、C字では料理がのっているお皿がC字を描くようにすることで、料理に目が行きやすくなり際立って見えるようになります。


▲道路がC字になるように配置しています

⑩S字構図

写真の中の被写体をS字で配置する構図です。

S字では写真の中に川や道路などで曲線を作り、動きやダイナミックさを表現することができます。


▲海に面したところがS字やC字に見えるように配置しています

 

最後に

 

構図は簡単に使えそうでしょうか。

今日、紹介した構図は基本的なものになりますので、ぜひ写真を撮る際に意識して使ってみてください。

 

構図を勉強する中で、ただ真似してみるだけではなく、その構図がなぜ人の視線を釘付けにするのか、その構図でなぜ魅力的に見えるようになるのか、などを理解することも大事だなと感じました。

私が読んだ本の中で、とても勉強になったものを紹介しますので、ぜひ読んでみてください!

リチャード・ガーベイ=ウィリアムズ著「プロの撮り方 構図の法則」
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