以前、会津若松にある「六代目 鰻のえびや」を紹介させていただきました。
こちらのお店は、明治から続く老舗の鰻屋で人気のお店です。

この鰻のえびやから徒歩2〜3分ほどの場所に、会津若松の郷土料理である「輪箱飯」をいただける田季野さんというお店がありましたので、今回は田季野さんに行ってみました!
田季野ってどんなお店?

※日曜営業
地元の食材と会津米によって作り上げた、会津の代表的な郷土料理である「元祖輪箱飯」をいただけるお店です。
歴史を感じる建物
田季野の歴史的な建物は、城下町である会津若松と日光を結ぶ下野街道の宿場、豪壮な糸沢陣屋を移築復元した建物になっています。
歴史的な建物が、郷土料理を食べに行く、という雰囲気をより強めてくれます。
元祖輪箱飯のお店
昭和45年(1970年)の夏に、初代店主である馬塲敏さんは、尾瀬のふもとにある檜枝岐村で500年の伝統を誇る「曲げわっぱ」に出会い、
その際に、山の民が昼食の弁当に持ち歩く「曲げわっぱ」を使い、会津の食材を生かした料理を「輪箱飯」としてお客様に提供したいと思い立ち、田季野をオープンしたそうです。
田季野のメニュー
今回、私はいろんな具材が入った「よくばり輪箱飯」を注文しました。
よくばり輪箱飯
ぜんまい、筍、きのこ、蟹、鮭、イクラなどが入った輪箱飯。
それぞれ単品で頼んだ時についてくる具材が、全て入っています。
蓋を開けた瞬間、いろんな具材が目に入ってきて、食欲がそそられます。
いくらが大きく、色が鮮やかです。
大きな筍がインパクトありますね。
きのこは醤油などで煮ているからか、しょっぱい味付けになっていて、ご飯とよく合います。蒸されて出来立てだと、きのこがめっちゃ熱いので、猫舌の人はお気をつけください!
プチプチしたイクラの下に、鮭があります。イクラと鮭をご飯と一緒に頬張れば、鮭親子丼。
イクラのしょっぱさやプチっとした食感を楽しめるのと、鮭は柚子の風味を感じて、ちょっと上品な感じがします。
蟹は少量を頬張るのではなく、ちょっと多めに口いっぱいに頬張ると、蟹の風味が口いっぱいに広がります。
他の具材に比べて、味付けが薄めになるので、口の中を変えたい時にちょうど良いです。
いろんな味をいっぺんに味わえるので、飽きずに最後まで食べ切れるのがいいですね!
肉ごぼうや漬物、さつまいも煮は、箸休めとしてちょうど良いです。
鮎の天ぷら(2尾)
身がふっくらしてて、尻尾はカリカリです。
頭の方は少し苦味を感じますが、天つゆと一緒に食べれば、苦味も美味しくいただけます。
一緒に入っていた野菜の天ぷらもカリッと揚がっていて美味しいです。
まんじゅうの天ぷら(5個)
福島ではよくある、饅頭の天ぷら。
一口サイズの饅頭ですごく食べやすいです。
天つゆのしょっぱさと、あんこの甘さが絶妙に合う。
福島に来たら絶対食べたくなる一品です。
その他の輪箱飯
田季野の営業時間
店名
田季野
地図
住所
〒965-0871福島県会津若松市栄町 5-31
営業時間
・11:00~20:00
※日曜営業
定休日
年中無休
公式サイト
http://www.takino.jp/
会津の郷土料理「輪箱飯」が食べたくなったらぜひ田季野へ
会津といったらソースカツ丼、というイメージが強いかと思います。
もちろんソースカツ丼を食べるのもおすすめですが、郷土料理の輪箱飯もおすすめです。
特に寒い季節に観光で訪れる方は、ぜひ田季野を訪れてみてください!