新宿から1時間以内でアクセスできる立地にある調布市の「深大寺」は、週末にリフレッシュしたいと思う方や、外国人観光客から人気の観光スポットです。
何回も訪れたことある調布市在住の筆者が、深大寺を満喫できるように見どころや楽しみ方をモデルコースでご紹介します!
深大寺ってどんなところ?

▲深大寺の本堂
実は深大寺は浅草寺の次に、東京都内で古いお寺になります。
浅草寺は東京23区内にあり都会のイメージがありますが、深大寺は東京23区の隣に位置する調布市にあり、自然豊かな場所です。
深大寺といえば、深大寺そばが有名です。深大寺を観光すればわかりますが、近くにきれいな湧水があり、そばをゆでたり、製粉したりするのに適した場所となっております。
お寺やそば以外にも周辺には豊かな自然や表参道、植物園、水生植物園など楽しめる観光スポットが多数あります。
調布市での観光といえば、深大寺が思い浮かぶ人が多いのではないのでしょうか。
深大寺周辺観光のモデルコース
深大寺の観光スポットは主に下記の6つになります。
①深大寺散策:30分〜1時間
②深大寺の表参道散策:30分〜1時間
③深大寺水車館:10分〜15分
④神代植物公園:1.5時間〜2時間
⑤深大寺ランチ:1時間
⑥深大寺の甘味処:1時間
①〜⑥を組み合わせると、観光の所要時間は3時間〜6時間程度になります。
深大寺は夏場は5:00~18:00、冬場は6:00〜17:00で開門しています。
午前中に深大寺に着くように来て、15〜16時ぐらいに深大寺を出るようなイメージだと、余裕を持って見て回れると思います。
簡単にモデルコースを紹介しますね!
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深大寺散策 午前10時〜午前10時45分
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深大寺表参道散策(深大寺水車館も込み) 午前10時45分〜午前11時30分
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深大寺表参道ランチ 午前11時30分〜午後0時30分
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神代植物公園 午後0時30分〜午後2時00分
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深大寺表参道で休憩 午後2時00分〜午後3時00分
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こちらのモデルコースですと所要時間は5時間ほどになります。一例ですので、回る順番は好きに決めてください!
深大寺周辺のスポット紹介(観光地、飲食店)
深大寺
▲深大寺の入口 昼間と閉門後
深大寺は、東京都内で2番目に古い寺院です。奈良時代の天平5年(西暦733年)に法相宗の寺院として開かれ、その後天台宗に改宗しています。
水神「深沙大王」を祀る寺院として創建されました。開祖である満功上人の親がこの水神様のご利益で結ばれた、ということから、良縁を願い多くの人が訪れるようになりました。そのため、縁結びにご利益があると言われています!
本堂の前に「常香炉」が置いてあります。手を使って自分の体や顔などに煙をかけている人をよくみかけますよね。
一般的には、常香炉の煙を浴びると、体の悪い所がよくなると言います。 つまり、頭に煙をかけると、頭がよくなると考えられていて、子供に煙をかけている人の姿が見られるんですよね。
現在、敷地内には本堂、釈迦堂の他に4つのお堂があり、阿弥陀三尊像や釈迦如来像が安置されています。また深大寺には「おみくじ」の創始者と言われている元三大師が安置されています。
全国のお寺や神社にある「おみくじ」は、「吉」を引きやすくするため「凶」の「おみくじ」を抜き取っている場合もあるようですが、深大寺の「おみくじ」は古来のままのため、凶が多いことで有名となっています。
参考:深大寺 元三大師について
ぜひ深大寺に来た際は、おみくじを引いてみてください。
▲元三大師について
深大寺を散策したときに詳しく記事にしているので、こちらも参考にしてください!

深大寺だるま市
「深大寺だるま市」は日本三大だるま市の1つです。毎年10万人以上が訪れています。
例年、深大寺山門の紅梅白梅が見ごろを迎える3月初旬に行われています(3月3日、4日)。
買ったダルマは、元三大師堂前の特設「だるま目入れ所」にて僧侶により直々に目入れをしてもらえます。これはダルマの目に梵字(インドの古い文字)を入れるという深大寺独特のものです。
古来「阿吽の呼吸」という言葉より、新しく求めたダルマの左目には物事の始まりを意味する「阿」字を入れて開眼し、心願叶ったダルマの右目には物事の成就を意味する「吽」字を入れ、最後には感謝の意を込めて寺に納めます。
参考:だるま市について
深大寺の表参道
深大寺は自然に囲まれた場所にあり、夏はとても涼しいです。表参道や周辺を散策するだけでも、リフレッシュできます。
また参道の各所に食事処や甘味処があります。深大寺は特に深大寺そばが有名で、境内や周辺にはそばを食べられる店が10店舗以上あります。散策をしながら、ご自身の目で美味しそうなお店を選んでください。後半の方で何店舗か紹介します。
その他、お土産屋さんでプチ旅行のお土産を買ったり、「むさし野深大寺窯」で陶芸体験をしたりすることもできます。
▲お蕎麦屋さん入り口
▲深大寺の水車館前
深大寺水車館

▲水車の外観
水車館は深大寺の表参道から、車道側に歩いて行くとあります。この水車館は文化・歴史・ぬくもりを持つ街の景観整備事業の一環として平成4年にオープンしました。
入場料は無料で、水車小屋や展示回廊を見ることができます。
木々の合間から見える風車は風情があり、良い写真スポットでした。周辺を散策しながら、ぜひ訪れてみてください。
▲木々の合間から見える水車
神代植物公園

▲百合の花
1961年に都内唯一の植物公園として開園しました。
入場料は大人500円、中学生200円のため、ワンコインで入場可能です。緑の日(5月4日)や都民の日(10月1日)は、無料公開日となっています。
東京ドーム10個分の広大な園内には、バラ園やさくら園、うめ園、つつじ園などいろんなエリアがあり、訪れる季節によっていろんな花を見ることができます。
また園内には、大温室があり、熱帯地域でみられる植物や花を見ることもできます。
かなり広いので、所要時間は1.5時間〜2時間ぐらいで考えておくと、余裕持って見て回れると思います。
▲温室園
▲温室園でみられる花や植物
深大寺ランチ
深大寺周辺にある、お店をいくつか紹介します。
深大寺 手打ちそば きよし

・水~日:11:00~18:30(L.O.18:00)
・祝祭日は営業、振替休日
・日曜営業
深大寺の表参道から、一本道路を挟んで反対側にあるお店です。上質な綿実油を使った天ぷらと極細二八蕎麦が特徴的がお店です。

深大寺そば 一休庵

・土日祝:11:00〜15:30
・日曜営業
軒先に水車があるお店です。二八の「深大寺そば」、九割の「一休そば」、十割の「十割そば」の3種類が食べられるというのが特徴です。
HP:深大寺そば 一休庵

元祖 嶋田屋

・日曜営業
深大寺の者の前に店を構える嶋田屋さんです。
深大寺門前そば本舗

・日曜営業
深大寺からは徒歩15分ほどで、少し離れてしまいますが、蕎麦いなりと緑色のそばが有名なお蕎麦屋さんがあります。

そばごちそう門前

・日曜営業
深大寺の門の目の前にあるお店。粗挽きそばと有平糖が他とは違って魅力的なお店です。

深大寺の甘味処
お団子屋さん
深大寺の門に向かって、表参道を右側に曲がるとあるお店です。
渓流を見ながら、椅子に座って、一休みするのもありだと思います。
深大寺まいり あめや
深大寺の門に向かって、表参道を左側に曲がるとあるお店です。お団子や饅頭以外にも、そばサンド(角煮を蕎麦を揚げたもので挟んだもの)もあります。
3-7. 鬼太郎茶屋

・日曜営業
鬼太郎茶屋は、深大寺表参道の入り口の門前にあります。鬼太郎茶屋では、目玉親父やゲゲゲの鬼太郎、ねずみ男、いったんもめんなどの妖怪たちに出会うことができます!観光客の良い撮影スポットですね♪
なぜ深大寺に鬼太郎茶屋があるのかというと、「ゲゲゲの鬼太郎」の作者である水木氏の第二の故郷が調布市深大寺だからです。
店内の妖怪ショップでは、ゲゲゲの鬼太郎関連の限定グッズが豊富に取り揃えられています。
妖怪喫茶では、「一反もめんの茶屋サンデー」「目玉おやじの栗ぜんざい」「ぬり壁のみそおでん」「ゲゲゲラテ」「妖怪クリームあんみつ」などオリジナルの妖怪メニューを楽しむことができます!
2階にある妖怪ギャラリーでは、日本に住む妖怪について妖怪画やフィギュアなどを通して理解を深めていけますよ。
3-8. むさし野深大寺窯
20分で焼き上がるお手軽コース「らくやきコース」から、粘土から完全オリジナルの陶芸作品が作れる「手びねりコース」まで、陶芸体験ができます。
一番最初に、むさし野深大寺窯で陶芸体験をし、散策やランチの後に出来上がった作品を取りにくる、というのもおすすめです!
3-9. 深大寺温泉 湯守の里

・日曜営業
深大寺から徒歩10分ほどの場所にある深大寺温泉 湯守の里。
湧出された源泉を一切加水せず、そのままの濃さで浴槽へ入れていて、体に優しい温泉です。
また、地下1500メートルの地層に含まれている、昆布やシダ類などの植物が熟成された「フミン酸」という有機物をたっぷりと含んだ漆黒の黒湯が特徴的ですよ。
夕方ぐらいまで深大寺観光をしたのちに、最後温泉に入って帰る、というのが一番深大寺を満喫できると思います!

深大寺へのアクセス方法
深大寺へのアクセスは、最寄駅からバスやタクシーで向かうか、車を使うのが多いです。最寄駅から徒歩で行くことも可能です。
最寄駅と所要時間
①京王線調布駅
14・13番バス乗り場から「深大寺」、「杏林大学病院」、「吉祥寺」行きに乗車、「深大寺」「深大寺小学校前」「深大寺入口」のいずれか下車より徒歩5分
②京王線つつじヶ丘駅
「深大寺」行きに乗車、「深大寺」下車より徒歩3分
③JR三鷹駅
「深大寺」行きに乗車、「深大寺」下車より徒歩3分
④JR吉祥寺駅
「調布駅中央口」に乗車、「深大寺入口」下車より徒歩8分
駐車スポット
・神代植物公園の駐車場:最初の1時間300円、その後30分100円
・深大寺付近の駐車場:700円/日
最後に
深大寺の魅力は伝わったでしょうか。最初のモデルコースはあくまでも一例ですので、今回ご紹介した観光スポットをうまく組み合わせて、ぜひ自然も食事も楽しんでリフレッシュしてください。
私自身、何度も深大寺には足を運んだことがありまして、写真の撮り方を勉強してからはまた違った見え方をするようになりました。
それによって楽しみが、何倍にも膨れ上がりました。
初心者向けに写真の撮り方を記事にしましたので、ぜひ記事を読んで、深大寺での景色をより楽しんでいただけたらと思います!

深大寺に行く前に調布駅や仙川駅周辺でランチをしてくる、というのもありかなと思います。
こちらの記事も参考にしてください!


青渭神社のケヤキも観光スポットの一つとして、ぜひ追加してください〜
画像添付し忘れていました。大きなケヤキが青渭神社前にありますよ!
コメントありがとうございます。
今度、深大寺に行った際に、青渭神社のケヤキも見てきますね!